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幸せ(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

幸せ2.jpg

大磯誠一と申します。

起業をして、世界中に支店のあるジュエリーの生産販売する会社の会長をしておりました。

結婚して45年になります。

仕事一筋で家庭を妻に任せっきりにしていた私に罰が当たったのかもしれません。

子供たちも立派に成長して、それぞれに家庭を作り孫の顔も見せてくれました。

初孫は妻と共に喜んだもです。

夫婦二人っきりというときに、妻はボケてしまいましてね。

最近のことは特に覚えることが出来ないみたいで、家の場所も分からなくなりはじめました。

孫を見せても子供の名前を言うようになってきて…

日に日に症状は悪化しています。

ただ、私はそんな状態でも妻と一緒、そんな時間がとてもうれしく感じています。

いままで支えてきてくれた感謝は、言葉では言い表せませんよ。

だからこそ、このまま支えになってあげたい。

もしかしたら私たちの関係は、会社勤めをしているときよりも良好かもしれません。

症状は悪化しているが、穏やかな日々。

最近、妻が「よしひこさん」と、呼ぶようになってきました。

いままでは「お父さん」「お母さん」でしたからね。

どうやら結婚前の記憶までしか覚えていないようです。

子供や孫の顔を見ても、もう誰か分からないみたいです。

子供たちとも少し距離が出来てしまいました。

昔よく言われた「二番目に好きな人と結婚した方がいい」て話、知っていますか?

一番好きな人といると自分を良く見せようとして疲れるらしいんです。

でも、そんなことはない。

最愛の人が側にいる幸せを私は知っていますから。

「わたし、よしひこさんといるときが一番幸せです」て、よく言っています。

私も「お前と一緒にいるのが幸せだよ」て、言い聞かせてます。


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お兄ちゃん(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

お兄ちゃん.jpg

わたしは、お兄ちゃんが大好き♪

双子だからいつも一緒にいてくれて、そばでいつも笑っている。

お兄ちゃんの笑顔が好き。

昨日学校のみんなで海に行った時に溺れちゃった。

海に入ったとき、付いて来てくれたのはお兄ちゃんだった。

わたしは泳ぎが得意じゃないから、お母さんに注意されてたんだけどね。

将来はお兄ちゃんみたいな人と結婚する。

カッコイイし、モテるんだろうな~

いつも学校でも友達にも女の子にも囲まれているし。

でも、今日はスーツの人達と友達に囲まれてる。

お父さんとお母さんは泣いてる。

なんでだろ?

お兄ちゃんは、笑顔で友達と話してるのに・・・

あっ、またわたしの悪口言ってる。

今日はいつもより楽しそう。

あれ? わたしの写真が飾られてる。

入学式でお父さんとお母さんとお兄ちゃんと4人で撮った写真なのに、わたし一人の写真だ。

なんでだろう?

そういえば、今日は誰も話してくれないな~?

でも、いつもよりお兄ちゃんの近くに入れて、ちょっと嬉しい。

このまま、ずっと一緒にいれるかな・・・


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思い出(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

思い出.jpg

私のお人形。

私のお人形はとっても可愛いの。

いつも、クシで髪を解いてあげてるの。

サラサラの髪が羨ましかった。

小さい頃からいつも一緒。

寝るときも、ご飯のときも、お風呂のときも、いつも一緒。

たまに、髪引っ張ったりお父さんのライターでイタズラしたりしてた。

カッターとかで切ったり、ハサミで前髪全部取ったりしたw

一緒に遊んで、一緒に大きくなった。

よくママゴトで、私がお母さん役をやって看病の真似してた。

ケガしたお人形を看病するの。

楽しかったw

でも、中学生になってから遊ばなくなった。

やっぱり、友達と遊ぶほうが楽しいかな。

勉強もしなくちゃいけないし、部活あるし。

高校に上がった頃には、もうお人形のことは見ないようになってた。

髪を解いていたことさえ忘れていた。

彼氏ができて人形遊びなんて恥ずかしくて言えないし、存在も忘れていた。

大学に入って一人暮らしを始めるときに、昔遊んでいたお人形のクシを見つけた。

懐かしい…

お母さんに「私のお人形知らない?」って聞いたら、泣き崩れちゃった。

「アナタは早く忘れなさい」って、どういう意味だろう?

とりあえず、人形のクシは持って行こう。

子供の頃の思い出って大切だよねw

一人暮らしも頑張ろうw


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就職先(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

就職先.jpg

上京して約10年が過ぎようとしていた。

就職をきっかけに東京に出てきた。

就職先は某電力会社。

大手と言えば聞こえは良いが、現場作業はかなりハードだった。

給料も安いし、電柱に登っては修理をする。

そんな毎日。

1年もすれば作業にも慣れる。

出世もするかと思ってたんだけど、全然そんなことはない。

平社員のままだ。

ある日、電線を修理してたら車がぶつかってきやがった。

電柱は折れ、辺りの電線が見事に切れた。

修理に結構な費用と時間が必要になった。

それから、俺はその現場にいることに…

影では変な噂が出回り、アダ名が付いているくらい、現場にいる。

同期はドンドン出世していき、現場監督からエリア管理やマネージャーまでいる。

俺は未だ電柱に登ったままだ。

修理は終わってるけど、いつまでもその現場を担当させられてる。

今日は新人が入ってきたが、挨拶も無し。

ちょっとイラッてしたけど、そこは大人の対応だよな。

慣れてないせいもあり、スゲー鈍い。

「そんなやり方だと、日が暮れちまうよ」

嫌味ったらしく言うつもりはなかったが、感じが悪かったかもしれない。

新人は、黙々と作業を続けてた。

日が沈む頃にようやく一工程終了。

このペースだと1ヶ月は掛かるな。

皆、疲れていたのか足早に現場から帰っていった。

早く、明日にならないかな。

新人の成長くらいしか楽しみが無いわ(笑)


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ストーカー(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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もう無理だった。

こんな奴と付き合うなんて耐えられない。

嫉妬・束縛・ヒステリー、マジで怖すぎる。

合鍵を返すように言ったが、全く応じない。

別れを告げた後も、家に帰ると料理が作ってある。

毎日怖いくらいの着信があり、メールも何十通とくる。

携帯はその後、新しい番号とアドレスに変更したが、金がなく部屋を変えることが出来ない。

せめて鍵だけでも取り換えようと業者を探した。

金がないから安いところ、個人でやってる鍵屋を見つけることができた。

「元カノがストーカーになって」と、話すとその鍵屋のオバサン、親身になって聞いてくれて。

その日のうちに鍵を取り換えてくれるって。

部屋まで案内して、ドア開けるとテーブルに一人分の食事が用意されていた。

オバサンは感心していたが、俺にとっては胸糞悪い出来事でしかない。

「あなたは、お世話したくなっちゃうタイプなのよ」と。

すぐに鍵を変えてもらい、支払いをしようとしたら「今回はお金はいいわ。困ったことがあったら連絡して」と、名刺と新しい鍵を渡された。

ラッキーだ。

金に困っていたから助かった。

あんな女のために金を使わなくってよかった。

しばらく何もなく毎日が過ぎていったけど、また再開しだした。

料理だけではなく、部屋が掃除されていて、洗濯までされるようになった。

どうやって?

鍵を変えただけじゃダメみたいだ。


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噂話(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

噂話.jpg

この団地で一人暮らしを始めて15年が経とうとしていた。

団地と言っても、そんなに大きくはない。

それに殆どの部屋が空いている。

理由は分かっている。

駅から遠いとか、近くに学校がないとか、スーパーやコンビニがないとかではない。

自殺者が出たという噂が出回っているからだ。

深夜に誰も住んでいない部屋から話し声がする。

俺もよく声を聞く。

管理会社の人と一緒に部屋へ行ってみたが、誰もいないし、使用された跡もない。

何も無い空っぽの部屋だ。

俺の部屋は隣だからよく分かるが、深夜に話し声が聞こえてくる。

友人が泊まった日も、話声は聞こえていた。

「深夜なのに隣、話し声凄いな」ってビックリしてた。

友人には言ってないが、誰も住んでいない。

「お前よく寝れるな?」

「もう、慣れちゃったから(笑)」

「苦情出したほうがいいぞ」

って心配してくれてた。

住み始めた頃は、バンドマンみたいな学生がうるさくってよく喧嘩してた。

怒鳴り合いや、嫌がらせもしてたけど…

今となっては気にもならない。

本当に慣れちゃったみたいだ。

「そういえば、ここの団地って自殺者がいて、出会った人を呪ってるらしいぞ!」

友人がちょっと自慢気に話をしてきた。

・・・俺は大笑いした。

久しぶりにその噂話聞いた。

「大丈夫だよ。この団地が出来てからずっと住んでるけど、自殺者はいないからw」

笑って答える俺を見て、友人はつまらなそうにしてた。

ただ、本当に自殺者はいないから。


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留守番(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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お兄ちゃんは野球でケガをしました。

左手にボールが当たったらしく、ギブスをしています。

ケガは痛そうだけど、家にお兄ちゃんがいるのは嬉しい。

いつも部活でいないから。

お母さんも仕事でよく帰りが遅いから、夜まで私一人になることがよくある。

今日は、お母さんが仕事から帰ってくるまで、お兄ちゃんと二人です。

ご飯の準備をするのも大変。

「利き手じゃなくってよかった」て、笑ってるけど、やっぱり大変そう。

ご飯を食べながらテレビを見てたら、急に真っ暗になった。

「停電みたいだね。大丈夫だよ」

お兄ちゃんが励ましてくれるけど、やっぱり怖くって私は泣いちゃった。

部屋の中は真っ暗で何も見えない。

「ブレーカー見てくる」て声が聞こえて、お兄ちゃんが部屋から出ていこうとする気配を感じた。

私は泣きながら手探りでお兄ちゃんを探した。

「やだやだやだやだ、一人にしないでよ」

泣き声を聞いてかすぐに戻ってきてくれたみたい。

ワンワン泣きながらお兄ちゃんの手を両手で握った。

安心しちゃったのかさらに大きな声で泣いちゃった。

力いっぱいに握りしめながら、大きな声で泣いてる私をお兄ちゃんは何も言わず撫でてくれた。

ありがとう。


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イタ電(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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「もしもし?」

「君、可愛い声してるね~」

「何ですか! いつもいつも。止めてください」

ただの悪戯電話だ。

こんなことして意味があるわけでもないが、面白いから何となくやっているだけ。

手当たり次第に携帯へ電話してたら、先週この女に当たった。

それから毎日のように電話してやった。

ビビっているみたいで、こっちから電話を切らない限り向こうは切らない。

何を言ってもこの女は大丈夫だ。

「電話切ったら殺しに行くからな」

何も言えなくなってやがる。

「…じゃあ、私があなたを殺しに行きます」

は? 何を言ってるんだこの女は…

「やってみろよ!」

俺は怒鳴りながら携帯を握りしめていた。

馬鹿にされたような気がしたからなのか…

「来てみろよ。ぶっ殺してやるよ!」

「…」

「怖くて何も言えないか?」

「…」

「こっちには仲間がいるからいたぶってやるよ!」

「…嘘つき」

その声が聞こえて俺は、ハッと顔をあげた。


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火遊び(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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上司が俺を狙っていることには薄々気が付いていた。

全くタイプではないし、10歳近くも年上女性に手を出そうなんて気も起きなかった。

彼女は一応既婚者で左手の薬指には指輪もはめている。

ただ、今夜は魔が差してしまった。

俺ら二人が主導で行っていたプロジェクトが上手くいき、彼女の家での打ち上げになった。

旦那さんは出張中で留守だそうだ。

仕事場での印象とは異なり、意外に喜んでいてお酒も進んでいたようだ。

お開きになった後、部下たちを帰し、彼女と二人っきりに…

抵抗する間もなく、俺は彼女に襲われていた。

気が付いたらベットの上。

俺の右手を握ったまま彼女は寝息をたてている。

毛布をかぶった彼女の頭。

恋人握りで固く握られた彼女の左手。

眠る彼女をちょっと可愛いとも思えてきた。

「明日、会社でどんな顔をしたらいいか」「皆には何て言おう」

目を閉じていろいろ考え、何気なく握った手をギュッとしてみた。

彼女は「う~ん」と呻いて寝返りをうったようだ。

薄目で彼女を見ると壁側を向いて眠っている。

光をさえぎるように手で顔を覆っている。

目に入った結婚指輪がちょっと憎たらしくも思えた。

まだ朝まで時間があるみたいだ。

もう少し寝よう。

右手を何度もギュッとしては握り返してくる彼女の手の温かさを感じる。


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ナンパ(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

ナンパ.jpg

屋外プール場へ行った。

まぁ、男だけだから目的はナンパだ。

暑さも手伝ってプールは人で溢れていた。

友人がデジカメを持ってきたが、全然女が釣れない。

手当たり次第声を掛けてみたが全くダメ。

友人はパラソルの下で寝転がりだした。

俺はめげずに続けた。

1時間が過ぎた辺りで飽きて休みに行った。

友人はトイレに行っていたみたいだ。

暇過ぎて二人で自撮りをしたり、景色を撮ったり、カッコ付けたポーズを撮ったりした。

これはこれで笑える。

撮影してたら女達が監視員と来て、盗撮されたと言ってきた。

友人はキレて「ブスを誰が撮るか」って…

ブスは関係ないじゃんw

監視員も耐えていたが、肩が笑っていた。

言い合いで収集がつかなくなった。

見兼ねた監視員が「デジカメ見ていいですか?」って。

自撮りを見せるのは恥ずかしい。

でも、それが一番手っ取り早い。

友人をなだめ一緒に見返していった。

アホみたいな俺らの連続写真。

恥ずかしい…

100枚を過ぎた辺りで監視員が「勘違いだったみたいですね」って告げた。

ブス達は謝りもせずに帰って行きやがった。

友人が吐き捨てるように、

「ブスなんか撮るか!自意識過剰じゃね~。大体ここでは盗撮してね~よ。」

散々わめいた後「あいつらナンパできない?」って俺に言ってきた。

どんだけ女に飢えてんだよ!

爆笑しながらツッコんでやった。

誰もナンパできなかったけど、これはこれで楽しかったわw


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訪問介護(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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高齢者で介護対象者の訪問をしています。

とても大変な仕事だと周りから言われます。

やりがいはあります。

老人一人で住んでいるところは気が滅入ります。

介護にはご家族のご協力も必要なのに、一人暮らしをさせている。

ちょっと残念です。

なかにはお亡くなりになる方もいらっしゃいます。

予兆ですか?

さぁ~、そういうのはちょっと…

私が派遣される先はだいたい高齢者が多いので、仕事中に亡くなることもあります。

そんなときは本当にショックで、初めたときは辞めてしまおうか悩みました。

でも、先輩が優しく指導してくれました。

確かに大変な仕事ですが、終わりが見えてるから大変でも我慢できます。

慣れたと言えばおかしいですが、麻痺してしまったかもしれません。

給料はかなりいいです。

高齢者でお金を貯めている人が多いので…


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コナン(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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今日初めて遊園地に来た。

テンションも上がっていろいろな乗り物に乗ったよ。

お母さんもお父さんもニコニコしながら見てる。

最後にジェットコースターにお姉ちゃんと乗ることになった。

生まれて初めてのジェットコースター…

身長制限があることも初めて知った!

ギリギリだった…

「先頭が一番怖いよ」ってお姉ちゃんが僕を怖がらせてくるけど、前から2番目に…

目の前にはアフロ頭のお兄ちゃん。

全然前が見えないし、ちょっと残念だったけど正直ほっとした。

ゆっくり登っていくジェットコースター、お母さんとお父さんが下でニコニコ手を振っている。

急にすごいスピードで下っていく!

風がブワーってなって、周りの景色が変わっていく。

お姉ちゃんも「キャーキャー」言ってる。

最後真っ暗なトンネルの中を潜っていく。

天井にぶつかるんじゃないかって、僕もお姉ちゃんも顔を低くしてる。

トンネルを抜けたら目の前に夕日が見えて、本当にキレイだった。

ゆっくり止まるジェットコースター。

目の前に広がる景色。

すごい楽しかった!

隣のお姉ちゃんは真っ赤な顔になって放心してる。

怖かったのかな?

周りの人たちもジェットコースター止まってるのに「キャーキャー」言ってる。

僕は座ったまま、目の前に広がる景色を楽しんだ。

もう一回乗りたいな!


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金縛り(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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昨晩、旦那に子供を任せて友達と心霊スポットに行ってきました。

久しぶりに徹夜で遊んで朝帰り。

帰ってきたら、旦那は出勤ギリギリでちょっと怒ってたけど…

心霊スポットに行ってきたせいか、お昼寝してたら金縛りにかかってしまったみたいです。

体がピクリとも動かなくなって、遠くで子供の声が聞こえてきたんです。

「助けて~、助けて~」

って聞こえてきたんです。

本当に怖くって…

体は全然動かせなくって、もしかしたら夢なんじゃないかって思ったんです。

心の中でずっと”これは夢だ夢だ”って唱えてたんですけど、体は動かないし声はずっと聞こえるし…

「助けて~、助けて~」って声がずっと耳から離れないんです。

いつのまにか気を失ってたみたいで、外が騒がしくって目が覚めたみたいです。

外はもう真っ暗で、赤色灯がまぶしかった…


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親離れ(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

親離れ.jpg

「知ってる? 手が冷たい人は心が温かいらしいよ」

笑いながら思わず口に出た。

母を見下ろしながら、僕の手に触れている母の手の温度を感じていた。

普段から大きな目をさらに見開いて僕を見ている。

「お母さんは手が冷たいから心が温かいんだね」

母は口をパクパクして何か言おうとしているけど、よく聞き取れない。

「あ、待てよ。じゃあ僕はお母さんより手が温かいから冷たいのかな?」

自分で言っておきながらちょっと腹が立ってしまった。

無意識だったが手に力が入っていた。

顔を左右に振って、「違う」というジェスチャーをしてくれたみたいだ。

何故か自分が心の冷たい人間のように、非難されたような気がした。

「やっぱり僕は冷たい人間なんだ」

怒りでいつのまにか握りしめていた。

それから母は何も言わなくなった。

「僕は一人で生きていきます」

二人暮らしだったアパートが少し懐かしく感じる。

でも、これから一人で生きていかないとダメだ!

僕の手に母の爪痕が残っている。

今は出血いるが、いつかはこの傷も癒えるだろう。

リビングに横になっている母を見下ろしながら、決意を固めるように声に出した。

「今日から、ここで一人で生きていく!」


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ストーキング(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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いつも見ている。

そばにいる・・・

世間一般ではストーカーって言われている行為をしているが、決してストーカーなんかじゃない!

ただ、そばで彼女を見守っているだけだ。

電話を掛けたり、待ち伏せをしたりしているわけではない。

ただ、見守っているだけだ。

最近彼女は仕事でまいっている。

いつも上司に怒鳴られて、彼女のミスでもないことまで押し付けられて・・・

言い訳をしない彼女はカッコイイが、俺がムカついてしまう。

朝食も抜いてギリギリまで寝ている。

そのせいもあってか、以前のような元気な姿を見ていない。

また、以前のような姿が見たい。

部屋の掃除も全くしていないし、家に帰ったら泥のように眠って・・・

大変そうだ。

何か俺にできないか、不安だけが募っていく。

でも、俺は見守ってやることしかできない。

今朝通勤中に彼女が痴漢にあっていた。

俺は気が付いていたのに、何もできなかった。

見守ってやることしかできない自分の不甲斐なさに腹が立った。

でも、俺は見守ってやることしかできない。

今夜は久しぶりに彼女が早く家に帰ってきた。

何か吹っ切れたみたいで、部屋の中のゴミをまとめて捨てだした。

「もう、過去は振り返らない…」

彼女のつぶやく声が聞こえた。

「あんなストーカーのせいで台無しにしない」

そっか・・・

何故か嬉しくもあり、悲しくもあった。

部屋に放置されていた大きなゴミ袋・・・

浴槽に持って行った。

俺は見守ってやることしかできない。

少し破れたゴミ袋から見えた、以前毎朝鏡で見ていた顔が懐かしくもあった。

これからも俺は彼女を見守っていくだけしかできない。


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別れ話(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

別れ話.jpg

俺を心配してくれる人はもういない。

死のう…吊るされたロープを見ながら、考えていた。

その時、携帯から懐かしい音楽が聞こえた。

この曲を聞くと彼女を思い出す。

彼女専用の着信音だ。

俺達は施設で育った、幼なじみ。

親に見捨てられた子供達が集まる場所だ。

寂れた商店街の中にある小さな施設。

彼女はいつでも一緒にいてくれた。

笑顔いっぱいで、誰にでも優しかった。

高校卒業後、勇気を出して告白したんだ。

それがキッカケで付き合って、同棲する事になった。

毎日夜遅くまで働く俺を支えてくれた。

弁当も早起きして作ってくれた。

もう、食べることは出来ない…

同棲を始めて3年が過ぎた頃、彼女から癌だと知らされた。

彼女は別れを告げてきた。

俺は「側で支えたい。何を失っても、お前の為に生きたい」と本気で話した。

それでも彼女の意思は強く、次の日には別の病院に移っていた。

彼女の病室には、手紙が置かれていた。

『私の事は忘れて、幸せになってね』

俺は泣いた。

人目も気にせずに、大声で泣いた。

あの笑顔も、温もりも、優しさも、何も感じることが出来ない。

…それから、数ヶ月。

頑張って生きてきたけど、もう限界だ。

一人がこんなに辛いなんて。

首にロープを掛け、台を勢いよく蹴った。

薄れていく意識の中、着信音の鳴る携帯の画面には、彼女の名前が見えた。

俺も、もうすぐそっちに逝くよ。


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エイプリルフール(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

エイプリルフール.jpg

 4月1日 田中ゆうき


きょうは、エイプリルフールって日らしい。

お母さんが、

「かんたんなウソを1つだけついていいのよ」

って言ってた。

だから、学校のともだちのまえでウソをつくことにした。

「ぼくは、いまからウソをつきます。きょう、お母さんがお父さんをほうちょうでさしていました。そして、かだんにうめてました」

ともだちは大笑いしてくれた。

ウソっておもしろいね。


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励ましの言葉(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

励ましの言葉.jpg

去年、両親が交通事故で亡くなった。

とても、辛かった。

声が枯れるほど泣いた。

でも、俺は喪主として、葬儀を滞りなく進める事に努めた。

「これからは、ばあちゃんと俺と弟の三人で生きていかないといけない。」

自分の力で生きていく事を心に決めた。

そんなとき、母の古い友人だという方に、声をかけてもらえた。

「つらくなったら、遠慮しないで何でも言ってね。」

とても励みになった。

感謝しても感謝しきれない位に・・・

ばあちゃんの世話と弟の面倒をみる生活、仕事の毎日が続いていた。


先月、ばあちゃんが死んだ。

「年齢が年齢だから仕方ない」

「大往生だね」

と、周りの人たちは言っていた。

そんな中、俺はしっかりと葬儀を行い、喪主としての務めを果たした。

「立派に務められましたね。」

その言葉に、心から嬉しく感じてしまった。

とても辛かったが、心の励みになった。

これから弟と二人で生活をしていかないといけない。

毎日の仕事と弟の世話で疲れていたが、必死に働いた。


先日、弟が急死した。

葬儀を行い、しっかりと喪主を務める事ができた。

不謹慎だが、もう慣れたもんだ。

周りからも、とても感心されていた。

「一人で大変な時は声かけてください。」

「いつでも連絡をちょうだいね。」

いろんな方々から励ましの言葉をもらい、とても嬉しくなった。

そのとき、ふと思ったんだ。

「もう、誰もいないや」


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親孝行(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

親孝行.jpg

私はずっと働き続けてる。

一人娘のために必死に。

昼夜寝ることもなく、ずっと働き続けてる。

母子家庭だからって理由だけで、娘に不自由は思いをさせたくなかった。

でも、いつからか娘に対して嫌悪感を抱くようになってきた。

いつからだろう。

高校を卒業してから?

いや、もっと前かも…

不眠症になり、ずっと寝れない日々が続いていた。

それでも、娘の為に働き続けた。

思い返したら、育児ノイローゼだったのかもしれない。

暴力を振るったことも少なくない。

振るわない日の方が少なかったのかも…

娘は私が寝れないことを気に掛けてくれていたのか、枕をプレゼントしてくれた。

翌年には、綺麗な布団を…

翌年には、綺麗な白い着物を…

翌年には、写真を撮ってくれた。

笑顔の自分を見るのは恥ずかしいが、娘は「皆に見せても大丈夫だね」って笑っていた。

就職をした娘は、一人暮らしを始めた。

就職できて良かった。

娘から「来年は、お給料でお母さんの好きなユリをイッパイ送るね」って。

今年の誕生日。

白い着物に着替えさせられ、娘のくれた枕と綺麗な布団を使い仰向けになっている。

娘が撮ってくれた写真が飾られ、私の周りには送ってくれたユリが敷き詰められていた。

「ようやくゆっくり眠れるね」

娘の乾いた笑いがそこにはあった。

もう、来年の誕生日プレゼントは期待できないみたいね。


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絶世の美女(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

絶世の美女.jpg

「ドンッ!」

鈍く打ち付けたような音で気が付いた。

周りが真っ暗で何も見えない。

俺は一体どこにいるんだ…

近くで車の走る音が聞こえる。

何故こんな暗闇で寝ているんだ?

何も見えない。

俺は手探りで道を歩き出した。

壁にぶつかれば外に出れるだろうと…

少しずつ思い出してきた。

仕事から帰っているときに、異様な光景を目撃したんだ。

同じように帰っているサラリーマンの連中が一箇所を見つめている。

視線の先を追いかけると、そこには絶世の美女が立っていた。

周りの男性同様、彼女に見惚れてしまった。

何をするわけでもなく、ただ見つめるだけだった。

彼女は男性の間を縫うように歩き、時折、顔に手を近づける。

遠くてよく見えなかったが、彼女が近寄ると、みんな気を失うように倒れた。

それでも彼女を見つめていた。

彼女が私の耳元に近づき、蚊の鳴くような声で呟いてきた。

「私のこと好き?」

首は上下に激しく動いていた。

「私ね…tdr×jg※hに、目がないの」

よく聞き取れなかった。

それでも気に入られたい一心で、俺は頷いていた。

気が付いたら私は彼女に目を奪われていた。

手探りで歩きながら思い出そうと必死になっていた。

「キキーッ、ドンッ!」

それは私の耳元で聞こえた。

ようやく思い出せた…、暗いんじゃなかった。


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本当に有った怖い話(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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幽霊ってホントにいんの?

友人の心霊体験や怖い話を聞いては、いつも疑っていた。

『聞いた話なんだけど・・・』

『有名な心霊スポットで・・・』

『友達が体験したんだけど・・・』

どれもこれも、他人の話。

ホントに幽霊を見たって言うヤツに会ったことが無い。

それに、俺自身見たことがない。

テレビで、『ココには後悔の念を残して死んでしまった方がいらっしゃいます』

とか見るけど、「後悔して死んだら幽霊になるのかよw」って笑い飛ばしていた。

でも、その考えが全て覆された。

ある日、仕事をクビになった。

クビになった理由は横領だ。

友人を手伝ってしまった。

後悔しているが、もう会社に戻れない。

その後、外に出ることはなかった。

引きこもりを続けて半年が経った頃、それは起こりだした。

部屋の様子が違う。

物が移動している…何かの存在を感じる…実際に気配を感じるんだ。

たまに声も聞こえる…女性の声だ。

今まで認めていなかった存在。

確かに居る…

紛らわすため、大きな声を出したり物を投げたり暴れてみたりした。

その直後には静かになる。

そんな日が続いた夜、廊下を歩いていると、見たこともない女が…

確かに鍵は閉めてある。

入ることは出来ないはず。

その女は、手にお守りを握りしめ、俺に向かって何かを呟いてる。

叫び全身の力が抜けていくのを感じた。

幽霊はホントにホントに居たんだ。


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単身赴任(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

単身赴任.jpg

仕事で1ヶ月ほど出張となった。

決定だから仕方ないが、家族と離れるのは少々寂しい。

家族の写真を財布に入れ沖縄へと向かった。

まぁ、ケチな会社だから宿泊先はボロいマンスリーのアパート。

夏で暑いというのに、エアコンもしっかり動かない。

「最低だな。どれだけケチだよ」

今更会社のケチさに嫌気を感じた。

仕事が終わり帰るのはいつも深夜。

夜だからなのか、部屋は外より幾分マシだ。

それでも、夏の夜を乗り切るにはエアコンが必要不可欠なのはあきらかだ。

エアコンを付けるが、全然涼しくならない。

「設定温度28℃って」

口から自然とこぼれる。

18℃まで下げ眠りについた。

朝起きると、部屋が寒いくらいだw

電気代は会社持ち出し、いいでしょ!

そう思い、職場へ向かった。

茹だるような暑さ…

沖縄の夏は辛い。

仕事が終わり、家に帰った。

汗で濡れたYシャツを洗濯機に投げ入れ、シャワーを浴びた。

部屋に戻り、エアコンを付けてビールを飲み干す。

至福の瞬間w

ん…全然涼しくならない?

設定温度28℃!

「28℃で涼しくなるかよ。馬鹿かよ」

悪態を付き設定温度を18℃まで下げ、ベットに入った。

こんな生活が1ヶ月。

「あ~、早く娘に会いたいわ」

明日もあの暑さの中、仕事か~

そう思いながら眠りについた。


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初恋(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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俺は、この年になるまで恋というモノをしてこなかった。

好きだ嫌いだの色恋沙汰を腐るほど目にしては嫌悪感を抱き、結婚しては離婚をしているアホな奴らを見てきている。

何も見えていないからだ・・・

そんな考えがあるからなのか、人の嘘が見えるような気がするのか、未だに人を好きになったことは無いし、これからも無いように思っている。

でも、たまたま出会ってしまった。

真っ赤なワンピースを着た少女。

一目見たときから、他とは違う何かを感じた。

鼓動が早くなり、両手には汗が滲んでいた。

歩道橋で彼女は遠くを見つめ、悲しそうな表情をしている。

俺は今まで接することを避けて生きてきた。

一歩を踏み出すことができなかったのだ。

何も見なかったことにして、自分の気持ちに嘘を付いて、その場をあとにした・・・

仕事に追われ、忙しい日々を過ごしていた。

「忙しくしていれば彼女のことを忘れられる」

そう考えていたんだ。

でも、俺の頭の中は彼女のことでイッパイだった。

会いたい気持ちが止めど無く溢れてくる。

気が付いたら、俺はまたその場所に来ていた。

彼女は居た・・・

また、変わらず遠くを見つめ、悲しい表情をしている。

胸がはち切れそうだ。

俺は花束を買い、勇気を出して彼女に歩み寄った。

精一杯振り絞って震える声で告白し、花束を彼女に捧げた。

遠くを見つめていた彼女は、ほんの一瞬だけ笑顔を見せてくれた。

次の日から、彼女に会うことはなくなった。

・・・初恋というのは実らないものだな。

やっぱり俺は、これからも人を好きになることは無い。


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緊急搬送(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

緊急搬送.jpg

今日は当直。変わらない日常のはず…

この病棟には深夜にナースコールを鳴らしてイタズラをするお爺さんがいる。

セクハラをすることで有名だ。

今日は新人と二人だけ。

何事も無ければいいのだけど…

そう思っていたらナースコールが鳴った。

例のお爺さんの部屋。

新人が何も知らずに行ってしまったが、しばらくして怒りながら戻ってきた。

やはりイタズラだったみたいだ。

またナースコールが響いた。

新人は行こうとしない。

仕方ない…

病室行ったら、寝ている?

「確かに鳴ったはずなのに、またイタズラか」

戻ろうとしたとき、お尻を触られた!

布団の中に戻る手が見えた。

頭にくる。ただでさえ人手不足なのに!

戻るとき、救急連絡が入った。

救急入口に向うとき、またナースコールが響く。

例の病室。

二人で目配せをして無視することに。

サイレンとヘッドライトが夜の静けさを取り崩す。

深夜3時、緊急手術。いつもとは違う夜を迎えることになった。

手術は無事に終わり、気が付けばもう日の出の時間だ。

交代の看護師が慌てて駆け寄ってきた。

「例のお爺ちゃんが亡くなってる」

私は病室に走った。本当に亡くなっている。

先生の話では死後半日経過していると。

何故あの時に行かなかったんだ。

罪悪感に襲われる。

あの時行っていれば…


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夫婦生活(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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明らかに疲れている。

授乳に夜泣きに不規則な生活。

まだ1歳にも満たない子供の世話が辛いのかもしれない…

もしかしたら逃げているのか?

子供が生まれる前に見せていた笑顔は、もう見ることができないのだろう。

今朝も妻も息子も見ることなく、家を出ていった。

仕事をしていれば大丈夫と逃げている。

育児ノイローゼになっていることに気付いていない。

いや、気付かないフリをしているのかもしれない…

病院に行ったほうがいい。

マンションの入口に袋に包まれたベビーカーが捨てられていた。

まさかとは思ったが、玄関にいつもあるベビーカーがない。

台所で夕食を作っている後ろ姿…

久しぶりに夕食が準備されている。

ドアが開いた音に気が付いたのか、夕食を作りながら話しかけてきた。

「週末二人で出かけない?」

明るい声が聞こえた。

「今日は好物のカレーだよ」

普段見るよりも明るい…

結婚生活を無理しているんじゃないのか?

子供がいるから家を出ることができないのだろうか?

ノイローゼになってまで続ける生活なんだろうか?

料理を作っている後ろ姿見て、俺は泣いてしまった。

いつも見ていた。

付き合う前から、結婚してからも、子供が生まれてからも…

ずっと、ずっと見てきた。

思わず泣き声と嗚咽が漏れてしまった。

「あなた、だれ?」


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新婚旅行(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

新婚旅行.jpg

ひどく激しい雨が降っている。

大変なことをしてしまった。

新婚旅行だというのに…

今、バリへ来ている。

明日には帰らなければならない。

帰ればまた仕事の毎日だ。

旅行中、本社より連絡があった。

不在にしていた間に、引き継ぎがなされておらずクレームだという。

旅行中にも仕事をしていたことに妻は不満をもっていたようだ。

妻は楽しみにしていたのに。

口論になり、喧嘩をしてしまった。

大変なことをしてしまった。

今は静かにベットで横になっている。

申し訳ない。

明日の10時にはチェックアウトだから、今晩支度をしないといけない。

まさか身支度を一人でするなんて…

旅行中は仕事をしていたとはいえ、とても楽しかった。

妻も初日、二日目とはしゃいでいた。

観光スポットやお土産屋巡り、名物料理の食べ歩き、名所撮影…etc

良い思い出になった。

忘れ物が無いようにしないと。

大切なモノはキャリーバッグに全部入れておこう。

パスポート・財布・ケイタイ・ゆうこ・お土産・写真・ビデオカメラ・洋服・思い出。

あ、思い出は無理かw

帰ったら仕事も頑張って、謝って、仲直りして、また同じ毎日。

最終日が雨ってのは残念だったけど、ホント良い旅行だった。

また二人で旅行したいな。


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公務(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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刑務所に赴任することとなった。

何が悲しくて刑務所職員になったんだ。

まぁ、学歴もそんなにない俺が真っ当な仕事に付けただけでも御の字だ。

今日から3ヶ月泊まり込みの研修…

気が重い。

そんなことを考えていたとき、事件は起きた。

刑務官の暴力が原因で暴動が起きたのだ。

暴動の知らせを受けて、俺は直ぐに監視室に入った。

カメラに写る既に動かなくなっている同僚達から、制服を剥ぎ取り我が物顔をしている。

鎮圧のため全員駆り出された。

ただ、俺は怖くて監視室から出て行くことができなかった。

殺気立つ受刑者達に向かっていく勇気が出なかった…

周りから聞こえる喧騒と無機質な打音。

耳を塞ぎ、床にうずくまった。

どれくらい時間が経ったのか、気が付けば周りに静かさが響いていた。

無事鎮圧することができたのだろう。

俺は、腰が抜けたのか震えて目の前の床から離れられない。

階段を登ってくる足音が聞こえてきた。

俺は必死に言い訳を考えていたが、全く思い浮かばなかった。

ドアが開き、顔を上げたとき同じ制服が目に入ってきた。

「ああ、終わった…」


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自転車通勤(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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最近ダイエットのため、ロードバイクで通勤♪

昔、陸上部で慣らした足で毎日快適通勤してます。

大きい道路選んで走てるから結構スピード出せて楽しいんですよ!

3ヶ月も毎日通ってたら太モモなんて女性のウエストくらいになっちゃってw

大きい道路だったら大体50キロは出せるんだよね!

今日はちょっと残業のせいで遅くなっちゃったから、急いで帰ってたら警察に掴まちゃった。

なんでだろう?

「自転車でスピード出し過ぎ」とか「狭い道路は危ないから歩道を走るように」とか「二人乗りはダメだ」とか「夕方でも無灯火は禁止」とか色々注意された・・・

更に最悪なことに、切符切られた!!!

名前書かされて注意勧告だって~

罰金こそなかったけど、こんなに怒られるなんて思ってもみなかったよ。

友人に聞いたら、イエローカードなんだって。

3枚貰ったらアウトなんだって・・・

これから通勤の時は気を付けよう。

もうちょっと早めに余裕を持って出勤退勤をしよう。


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モテ期(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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今、俺はとても幸せの絶頂にいる。

 こんな美人の彼女と二人暮らし(笑)

そう言わないと殺されてしまう。

 周りの奴らにね(。・ ω<)ゞ

本当に誰でもいい。

 学生時代はそんなことを思っていた!

この手紙を読んだのなら

 俺のこの幸せが伝わるかな~♪

助けて欲しい。

 そんなモテない奴、俺の所に来い!

何度も引越しを繰り返した。

 カッコイイ部屋で女は落ちるからな(笑)

もう最後だと思っていたのに。

 恋ってのは、終わりがないのかなぁ~!

警察はいったい何をしているんだ。

 こんな幸せな俺は捕まってしまうか、

片付けられてしまう。

 あ~モテモテの俺を許してくださいw

助けてください。


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ライバル(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

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今からタカシとドライブに行く。

前々から狙っていたんだけど、マユミが邪魔で声をかけることが出来なかった。

でも、先週タカシからドライブのお誘いをもらった。

マユミには悪いと思うけど、内緒にしておいた。

運転する横顔もカッコ良くって、なんでマユミなんかと付き合ってるのか不思議でたまらない。

頭も悪いし、デブでノロマ。お金を持ってるわけでもないのに…

つい、口走ってしまった。

「なんでマユミと付き合ってんの?」

「う~ん…まぁ、何となくだよ」

「じゃあ、別れたら付き合わない?」

タカシはキョトンとした顔で私を見ていた。

一瞬、笑ったようにも見えた。

私は取り繕うように話をした。

「マユミってお子ちゃまだから料理も下手だし、結構わがままなところがあるよね? 今日ドライブだから、お弁当作ってきたんだよ」

「確かに…マユミは全然料理しないし、料理なんて見たことなかったかなぁ」

「そうでしょ? あの子全然料理しなくって、お菓子ばっかり食べてるの。昔家庭科の時間に作ったカレーが不味いのなんのって」

「だからかぁ。マユミは不味かったな~」

「でしょ~! その点、私は料理上手で和食から中華まで作れるよ」

「そうなんだ~、マユミと違って細いけどしっかりご飯食べてるんだ」

「お菓子なんか食べないからね。健康的よ」

他愛もない会話でも私にとっては又と無いチャンスだった。

「だから、マユミと別れたら…」

「考えとくね」

笑いながら答えてくれた。

ドライブで結構人里離れたところまで来た。

誰も居ないような渓谷だ。

マユミには悪いけど、このチャンスは逃せない。

二人キリの今がチャンスだ。


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