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火遊び(意味がわかると怖い話) [意味が分かると怖い話]

火遊び.jpg

上司が俺を狙っていることには薄々気が付いていた。

全くタイプではないし、10歳近くも年上女性に手を出そうなんて気も起きなかった。

彼女は一応既婚者で左手の薬指には指輪もはめている。

ただ、今夜は魔が差してしまった。

俺ら二人が主導で行っていたプロジェクトが上手くいき、彼女の家での打ち上げになった。

旦那さんは出張中で留守だそうだ。

仕事場での印象とは異なり、意外に喜んでいてお酒も進んでいたようだ。

お開きになった後、部下たちを帰し、彼女と二人っきりに…

抵抗する間もなく、俺は彼女に襲われていた。

気が付いたらベットの上。

俺の右手を握ったまま彼女は寝息をたてている。

毛布をかぶった彼女の頭。

恋人握りで固く握られた彼女の左手。

眠る彼女をちょっと可愛いとも思えてきた。

「明日、会社でどんな顔をしたらいいか」「皆には何て言おう」

目を閉じていろいろ考え、何気なく握った手をギュッとしてみた。

彼女は「う~ん」と呻いて寝返りをうったようだ。

薄目で彼女を見ると壁側を向いて眠っている。

光をさえぎるように手で顔を覆っている。

目に入った結婚指輪がちょっと憎たらしくも思えた。

まだ朝まで時間があるみたいだ。

もう少し寝よう。

右手を何度もギュッとしては握り返してくる彼女の手の温かさを感じる。


   



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